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過剰包装はなぜダメ?地球と財布を守る「減らす工夫」を今すぐ始めよう

過剰包装ってなに?包装を少なくする工夫

ポイント1:過剰包装とは、実はもったいないこと

みなさんは、お店で買ったお菓子を開けたときに「あれ、箱が大きいのに中身は少ないな」と感じたことはありませんか?これが過剰包装です。過剰包装とは、商品を守るために必要な量よりも、たくさんの包装材を使ってしまうことです。

例えば、小さなおもちゃなのに、大きな箱にたくさんのプラスチック※1やダンボール、緩衝材※2が詰め込まれていることがあります。商品は傷つかないように守られていますが、実は包装が多すぎるんです。

どのくらい多いかというと、ある調査では、商品を守るのに必要な包装は全体の30パーセント程度なのに、実際には70パーセント以上の包装材が使われている場合もあります。つまり、ほとんどが不要な包装だということです。このような無駄な包装は、環境問題につながります。プラスチックリサイクルが大事な理由も、このような過剰包装が増え続けているからなのです。

ポイント2:なぜ過剰包装は悪いのか

過剰包装が増えると、毎日のゴミの量が増えてしまいます。日本の家庭が1年間に出すプラスチックゴミの量は、富士山と同じくらいの重さになるほど膨大です。プラスチックは分解されるのに何百年もかかるため、海に流れ出たプラスチックが魚たちの体に入り込む問題も起きています。プラスチックリサイクルを頑張っても、最初から少ない包装を使う方がずっと効果的なのです。

また、包装を作るのに石油などの貴重な資源が使われます。石油は地球に限られた量しかなく、今のペースで使い続けると、あと数十年で無くなってしまう可能性もあります。不必要な包装を減らすことで、地球の限られた資源を大事に使うことができるのです。さらに、企業も包装材を買わずにすむため、商品の価格を下げられる可能性もあります。つまり、消費者※3の私たちの財布にも優しいのです。

ポイント3:包装を少なくする工夫と私たちにできること

実は、多くの企業が包装を減らす工夫を始めています。薄い透明フィルムだけで商品を包む方法や、ダンボール箱の厚さを薄くすることなどです。さらに進んだ企業では、トウモロコシやサトウキビから作られた、分解しやすい素材への切り替えも進めています。プラスチックリサイクルだけでなく、最初から使う量を減らす「リデュース」という考え方が、これからの時代には最も大切なのです。

私たちにもできることがあります。まず、買い物の時に買い物袋を持ち歩いて、余計なビニール袋を断ることです。次に、プラスチック製品を正しく分別してリサイクルに協力することです。さらに、シンプルな包装の商品を選ぶことで、企業に「包装を減らしてほしい」という気持ちを伝えることもできます。親御さんと一緒に、商品を選ぶときに包装の量を比べてみるのも良い勉強になります。こうした小さな工夫が、みんなで続けば、地球を守る大きな力になります。

※1 プラスチック:石油から作られた丈夫で軽い素材で、多くの製品に使われています。

※2 緩衝材:商品が傷つかないように、クッションの役目をする素材のことです。

※3 消費者:商品やサービスを買う人のことです。