軽い包装とじょうぶな包装では、環境への影響が大きく違います。軽い包装は使う材料が少ないので、作るときに必要なエネルギーも少なくて済みます。また、プラスチックの量が少ないということは、地球に負担をかけるプラスチックゴミも減らせるということですね。
しかし、軽すぎる包装には落とし穴があります。商品が運ぶ途中で傷んだり壊れたりしてしまうと、その商品はゴミになってしまいます。すると、作るのに使ったエネルギーも、原料も、すべてムダになってしまうのです。これは環境にとっていいことではありません。
一方、じょうぶな包装は材料をたくさん使うので、一見すると環境に悪そうに見えます。けれど、じょうぶな包装なら商品が壊れにくいので、ゴミになることが少なくなります。つまり、ぜんぶの流れを見ると、実は環境に優しいかもしれないのです。プラスチックリサイクルを考えるときは、「今だけ」ではなく「ぜんぶの流れ」を見ることが大切なんです。
実は、一番いいのは「ちょうどいい包装」を選ぶことです。商品を守るのに必要な分だけ丈夫で、ムダがない包装が理想的なのです。最近、多くの会社がこのバランスを大切にしようと工夫しています。
例えば、デパートで買った洋服は紙の袋に入っていて、プラスチックフィルムで少しだけ守られていたりします。これは商品を傷つけないために必要な最小限の保護ですね。生鮮食品も同じで、腐らないようにするために必要な厚さのプラスチックを使っています。薄すぎるとすぐに悪くなってしまい、厚すぎるとプラスチックをムダにしてしまいます。
このように、プラスチックリサイクルが大切なのは、単に「少なくする」ことではなく、「必要なものは使いながら、ムダなものを減らす」という考え方なのです。この工夫が、実は一番環境に優しい方法なのですよ。
私たちが買い物をするときに、包装について意識することが大切です。軽い包装の商品を選ぶのも良いですが、その前に「この商品は本当に必要か」「本当に欲しいのか」を考えてみてください。また、買ったものを丁寧に使うことも重要です。商品を壊さないようにそっと扱えば、じょうぶな包装も軽い包装も関係なく、ゴミを減らせます。
そして何より大切なのが、使い終わった包装をきちんと分別することです。プラスチックとそれ以外の素材を分けて、正しくリサイクルに出してください。軽い包装でも、じょうぶな包装でも、正しくリサイクルに出せば、もう一度新しい商品に生まれ変わります。例えば、古いペットボトルは新しいペットボトルに、プラスチック容器は洋服や文房具に変わることもあります。
つまり、「どちらがいいか」という問題ではなく、「どう選び、どう使い、どう処分するか」が本当に大事なのです。私たち一人ひとりが考えて、行動することで、地球をもっときれいにできるんですよ。