みなさんが毎日飲むジュースや牛乳は、びんに入っていることがありますね。このびんは、実は何度も繰り返し使うことができるんです。なぜでしょう?それは、びんが壊れにくく、とても丈夫だからです。
びんの材料は「ガラス」という素材でできています。ガラスは何度も洗っても傷がつきにくく、においもつきにくいという特徴があります。これは、プラスチックと大きく違う点です。プラスチックリサイクルの場合、古いプラスチックをもう一度あたためて新しい形に変える必要があります。でもびんは違います。洗ってきれいにするだけで、また同じように使えるんです。
飲み終わったびんをお店に返すと、工場で洗浄(※1)されて、また新しい商品を入れるために使われます。この方法を「リユース」と言うのです。リユースは、ものを捨てずに何度も使う活動のことで、とても環境にやさしい取り組みなんですよ。
リユースびんの流れは、とても興味深いシステムになっています。まず、私たちが飲み終わったびんをお店に返します。すると、お店の人がそのびんを集めて、専門の工場に送るんです。
工場では、機械を使って高温のお湯でびんを洗います。これを「びん洗浄」と言います。その後、検査機械でびんに傷がないか、割れていないかをチェックします。びんは丈夫なので、ほとんどの場合、何度も繰り返し使うことができるんです。
大丈夫だと判断されたびんは、また飲料メーカー※(2)に戻されます。そこで新しいジュースや牛乳などが詰められて、またお店の棚に並ぶというわけです。このくり返しが行われることで、プラスチックリサイクルとは違う形で、環境にやさしい活動が実現しているんです。びんは平均的に10回から20回、時には30回以上も繰り返し使われることもあります。驚きですね。
環境を守るという観点から考えると、リユースびんはとても大事な役割を果たしています。新しいガラスを作るには、たくさんの電気が必要になります。でも、既にあるびんを洗ってまた使えば、新しいガラスを作る必要がありません。つまり、電気を節約できるんです。
また、プラスチックリサイクルの場合、古いプラスチックを新しい形に変えるまでに、たくさんのエネルギーを使います。しかし、びんのリユースシステムは、もっと簡単で、もっと環境にやさしいんです。さらに、びんは何度も使えるので、ゴミとして捨てられる量も大きく減らせます。
皆さんが飲み終わったびんをお店に返すという、小さな行動が、実は地球を守る大きな力になっているのです。リユースびんは、プラスチックのように長い時間をかけてリサイクルするのではなく、すぐに新しい製品として生まれ変わります。だから、とても効率的なんですね。
もし家の近くのお店でびんのリユース回収をしていたら、ぜひ参加してみてください。自分たちの行動が、地球の環境を守ることにつながっています。これからも、びんのリユースに協力して、環境を大事にしていきましょう。
※1 洗浄(せんじょう):汚れを落としてきれいにすること
※2 飲料メーカー:ジュースや牛乳などの飲み物を作っている会社