みなさんが毎日使うペットボトルやプラスチック製品。これらを捨てるときに「燃えるごみ」と「プラスチック」に分けていますね。実は、この分け方がとても大事なんです。プラスチック リサイクルがうまくいくのは、最初の分別(※異なる種類のものを分けることを「分別」といいます)という一歩があるからです。
分けずに全部一緒に捨ててしまうと、リサイクル工場で処理するときに大問題が起こります。プラスチックと紙とビニールがぐちゃぐちゃに混ざっていると、機械がうまく働きません。せっかくリサイクルできる材料なのに、ほかのごみのせいで使い物にならなくなってしまうんです。これが「混ぜればごみ」という意味です。
つまり、同じ種類のものを集めることで、プラスチック リサイクルは成功するということ。みんなの家での分別が、リサイクル工場での大事な仕事を支えているんですよ。
では、きれいに分別されたプラスチックはどこへ行くのでしょう?リサイクル工場では、集められたプラスチックを細かく砕いたり、熱を加えて溶かしたりして新しい製品に変える作業をします。そうしてできた新しいプラスチックは、ペットボトル、洋服の繊維、ベンチ、文房具など、様々な物に生まれ変わるんです。もしかしたら、みなさんが使っているフリースも、昔のペットボトルから作られているかもしれませんよ。
ところが、そこにビニール袋や食べ物のカスが混ざっていたら、うまくいきません。機械が壊れたり、できた製品の品質が悪くなったりするんです。たとえば、チョコレートが混ざったケーキ粉と、混ざらないケーキ粉を想像してください。同じケーキを作るなら、きれいな粉の方が美味しくできますよね。プラスチック リサイクルも同じです。汚れたり他のものが混ざったりしていないプラスチックほど、新しい製品として生まれ変わりやすいんです。
だから工場の人たちは「分けてくれたら、もっといい物が作れるのに」と思っています。みんなの正しい分別が、プラスチック リサイクルの成功を左右する大きな力になっているんですよ。
実は、世界中ではプラスチックのごみが大問題になっています。毎年、海に流れ込むプラスチックは数百万トンにもなります。その結果、クジラやウミガメなどの海の生き物たちが、プラスチックを食べてしまったり、からまってしまったりするんです。プラスチックは自然に分解されるのに数百年もかかるため、一度海に出たら長い間ずっと存在し続けるんです。だからこそ、私たちが正しく分別してリサイクルすることで、プラスチックを無駄にしないことがとても大切なんですよ。
プラスチック リサイクルを成功させるために、みなさんにできることは実は簡単です。ペットボトルなら中身を空にしてすすぐ。プラスチック容器についたシールを剥がす。そして、指定されたごみの日に分別して出す。こうした小さな行動の積み重ねが大きな力になるんです。
もう一つ大事なのは「なるべくプラスチックを増やさない」という考え方です。リサイクルは大事ですが、一番良いのはプラスチックをあまり使わないようにすることです。買い物のときにマイバッグを持ったり、繰り返し使える容器を選んだり、プラスチック製品より紙製品を選んだりすることも、みんなの工夫次第でできます。これを「3Rの考え方」といって、Reduce(減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(リサイクルする)の三つの行動が大切だとされているんです。
「分ければ資源、混ぜればごみ」というのは、わたしたちの分別の行動が、地球を守る大事な一歩だということを教えてくれています。毎日の小さな分別という行動が、地球上のどこかで新しい製品として生まれ変わり、やがて他の誰かの手に渡っていくんです。プラスチック リサイクルを通じて、みんなで一緒に地球をきれいにしていきましょう。そのきっかけは、毎日のごみ分別という、とても身近な場所にあるんですよ。皆さんの一つ一つの行動が、未来の地球を変える力を持っているんです。