みなさんは鉛筆やペンを最後まで使い切っていますか?実は、文房具を最後まで使うことは「リデュース」という大切な行動なのです。リデュース※1とは、そもそもゴミを減らすことを意味しています。
新しい文房具をすぐに捨ててしまうと、その分だけ新しく作る必要が出てきます。プラスチック製のペンケースやシャープペンシルなどは、石油から取った原料を運んできて、工場で製造し、トラックや船で世界中に輸送するまでに、本当にたくさんのエネルギーを使っているのです。その過程でたくさんの二酸化炭素が出ていて、地球温暖化の原因になっています。文房具を最後まで使い切れば、新しく作る必要が減り、その分のエネルギー消費も減り、地球を傷つける量も少なくなるのです。
短くなった鉛筆も芯が残っていれば十分に使えますし、インクがなくなったペンの軸も、ペン立てにしたり、お友達にあげたり、別の用途で活躍させることができます。文房具を大切にする気持ちが、実は環境を守ることにつながっているのですね。
プラスチックリサイクルという言葉を聞いたことはありますか?これは使い終わったプラスチック製品を回収して、別の製品に作り直すことです。でも、実はリサイクルより大切なことがあります。それは「最初からプラスチックの量を減らす」ことなのです。
環境について学ぶときよく「3R」という言葉が使われます。それは「リデュース(減らす)」「リユース(繰り返し使う)」「リサイクル(作り直す)」の順番で大事だということを表しています。文房具を途中で捨てずに最後まで使えば、新しく買う必要がありません。そうすれば、プラスチックリサイクルの工場で処理する量も減り、環境により優しいのです。
プラスチックをリサイクルするときも、運搬や機械を動かすためにエネルギーが必要です。ですから、リサイクルするより「使い切る」ことの方が、地球にとって本当に良いのです。みなさんの毎日の小さな選択が、大きな力になっているのですよ。
プラスチックリサイクルについて学ぶことも大事ですが、まずは自分が持っている文房具を大切にすることから始めましょう。ペンが壊れたなら修理してみる、短くなった鉛筆は延長チューブ※2を使って最後まで使う、など工夫することはたくさんあります。
学校の授業で使う消しゴムやノート、お気に入りの色鉛筆たち。これらを最後まで使い切る習慣をつけることが、プラスチックリサイクルへの第一歩です。完全に使えなくなったときだけ、正しい方法で回収に出す。この流れが大切です。文房具を最後まで使い切ることは、地球環境にも優しくて、家計にも優しくて、そして何より「ものを大事にする」という良い習慣が身につく、素敵な行動なのです。みなさんのリデュースの努力が、未来の地球を守ることになっているのですから。
※1リデュース:ゴミを減らすために、使う量自体を少なくしたり、最後まで使ったりすることです。
※2延長チューブ:短くなった鉛筆を長くして使えるようにする筒状の道具です。