おもちゃが壊れたからといって、すぐにごみ箱に入れるのはもったいないです。まず考えてほしいのが「直す」という選択肢です。おもちゃの電池が切れているだけなら電池を替えればいいし、ねじが緩んでいるなら締め直すだけで直るかもしれません。プラスチック製のおもちゃなら、割れた部分をテープで貼ったり、接着剤でくっつけたりして修理することもできます。大人に手伝ってもらいながら直すと、おもちゃへの思い出がもっと深くなりますし、物を大切にする心も育ちます。修理できたおもちゃは、また何度も遊べるようになるだけでなく、「自分で直した」という喜びも一緒に蘇るのです。
自分はもう遊ばなくなったおもちゃでも、他の子どもにとっては大切なおもちゃになるかもしれません。まだ使える状態なら、友達や兄弟姉妹、または親戚の子どもにゆずることを考えてみてください。こうすることで、おもちゃは新しい持ち主のもとで活躍する機会が生まれます。さらに、このような「ゆずる」という行動は、プラスチックリサイクル※1の考え方と深く関係しています。プラスチックリサイクルとは、使い終わったプラスチック製品を新しい製品に作り替えることですが、実は「まだ使える物は使う」という選択肢が最も大事なのです。おもちゃをゆずることで、新しく作られるプラスチック製品の量を減らすことにつながりますし、何よりも、そのおもちゃがもう一度誰かの笑顔を生み出すのです。
どうしても修理できず、ゆずる相手もいないというときは、正しくプラスチックリサイクルに出すことが大切です。おもちゃの多くはプラスチックでできているので、ごみとして捨てるのではなく、リサイクルの回収に出してください。プラスチックリサイクルに出すことで、そのおもちゃは細かく砕かれたり、解かされたりして、新しいプラスチック製品に生まれ変わります。例えば、古いおもちゃが新しい洗濯かごや、公園のベンチ、あるいは別のおもちゃになることもあるのです。壊れたおもちゃをプラスチックリサイクルに出すことは、地球の環境※2を守る大切な行動です。ただし、地域によってプラスチックリサイクルのルールが違うので、必ず大人に相談してから出しましょう。
壊れたおもちゃへの向き合い方は、「直す」「ゆずる」「リサイクルに出す」という3つの選択肢があります。この考え方は、おもちゃだけでなく、他の物を大切にするときにも使える大事な考え方です。プラスチックリサイクルを含め、物を無駄にしない生活を心がけることで、みんなで一緒に地球を守ることができるのです。次に何か壊れた物を見つけたとき、ぜひこの3つの選択肢を思い出してみてください。
※1:プラスチックリサイクル=使い終わったプラスチック製品を集めて、新しい製品に作り替えること
※2:地球の環境=地球全体の空気、水、土地など、生き物が生活する場所の状態