皆さんは、毎日どのくらいのごみが出ていると思いますか?実は、日本全体では1年間に、大型トラック約900万台分のごみが出ているといわれています。そのごみの中には、すぐこわれてしまったプラスチックの製品がたくさん含まれています。
こわれにくいものを選ぶことは、とても簡単な環境活動です。例えば、おもちゃを買う時に「どのくらい長く使えるか」を考えてから選ぶだけで良いのです。すぐにこわれてしまうものなら、また新しく買う必要があります。でも、こわれにくいものなら、兄弟姉妹や友達にあげたり、何年も大事に使い続けたりできます。こうすることで、新しくものを作る時に出るごみや、こわれたものを処理する時のごみを減らすことができるのです。
実は、1つのおもちゃを5年使い続けることで、同じ機能のおもちゃを毎年買い替える場合と比べて、ごみの量を約4分の1に減らせるという研究結果もあります。小さな選択の積み重ねが、大きな力になるのです。
プラスチックリサイクル※1という言葉を聞いたことがありますか?これは、使い終わったプラスチックを集めて、もう一度新しいものに作り変える活動です。学校の給食の容器やペットボトルなども、プラスチックリサイクルの対象になっています。
しかし、プラスチックリサイクルは簡単な作業ではありません。壊れたプラスチックを処理する工場では、毎日たくさんの人が働いており、多くのお金と時間がかかっているのです。また、リサイクル過程でも新たなエネルギーが必要になります。こわれにくいプラスチック製品を選べば、壊れるまでの期間が長くなり、プラスチックリサイクルに出す量を減らすことができます。すると、リサイクル工場の人たちの負担も減り、その分のお金と力を他の大切な環境活動に使うことができるようになるのです。
こわれにくいものを選ぶ習慣がつくと、自然に「ものを大事にする」という気持ちが育ちます。こわれにくいものは、普通のものより少し高いことが多いです。そのため、親に「これをください」とお願いする時に、本当に必要なのかを考えるようになります。このように考える力は、環境活動の第一歩です。
また、こわれにくいものを長く使っていると、「このおもちゃ、もう5年も一緒だな」というような思い出も生まれます。そして、最後に捨てる時も「長い間ありがとう」という気持ちで、大事に処理できるようになるのです。この気持ちを持つ人が増えると、社会全体のごみの量も減っていきます。
環境を守ることは、難しい活動ではなく、毎日の選択の積み重ねです。まずは、今使っているものを大事にすることから始めてみましょう。壊れたおもちゃは捨てるのではなく、修理できないか考えてみてください。また、新しいものが欲しい時は、「本当に必要か」「長く使えるか」を自分に問いかけてから買うようにしましょう。
皆さんのこうした小さな行動が、地球の未来を守る大きな力になります。友達や家族にも、こわれにくいものを大事に使うことの大切さを伝えてみてください。そうすることで、より多くの人が環境について考えるようになり、みんなで一緒に地球を守ることができるのです。
※1 プラスチックリサイクル:使い終わったプラスチック製品を回収して、新しい製品や材料に作り直す活動のことです。