みなさんのお家には、使わなくなった革製品がありませんか?古いカバンや靴、ベルト、ジャケットなど、革でできたものは意外とたくさんあります。こうした古い革製品を捨てるのではなく、新しいものに作り変えることを「アップサイクル」と言います。これは、プラスチックリサイクルと同じように、地球を守るために大切な考え方です。
革のアップサイクルでは、古い革製品を丁寧に分解して、傷んでいない部分を選び出します。その後、細かく切ったり、色を染め直したり、新しい形に整形したりして、新しいバッグや財布、ベルト、コースター、キーホルダーなどに生まれ変わらせます。元々丈夫な革だからこそ、何度も使い直すことができるのです。プラスチックリサイクルでペットボトルが新しい製品になるのと同じように、革も何度も新しい命を手に入れることができるのです。
古い革製品を新しいものに作り変えることは、地球にとってとても良いことがあります。まず、ゴミが減ります。もし古い革製品をそのまま捨ててしまうと、ゴミ置き場がいっぱいになってしまいますし、革は自然に分解されるまでに数十年かかってしまいます。でも、アップサイクルすれば、ゴミを減らすことができるのです。
次に、新しい革製品を作るときに必要な動物の数が減ります。新しい革を作るには、牛などの動物が必要になります。古い革を使い直すことで、新しく動物から革を取る必要が減るのです。これは、動物たちの命を守ることにもつながります。さらに、新しく革製品を作るときよりも、水や電気などのエネルギーが少なくて済みます。特に革の製造には大量の水を使うため、アップサイクルすることで水を節約できるのです。これらすべてが、地球を守ることにつながります。
では、私たちには何ができるでしょうか?一番簡単なことは、古い革製品を大切に保管することです。使わなくなった革製品を見つけたら、お家の人に相談して、アップサイクルしてくれるお店やNPO団体に持って行くことができます。こうしたお店では、古い革をプラスチックリサイクルのように新しい製品に作り変えてくれます。中には、学校の工作の時間に革のアップサイクルを体験できるワークショップもあります。
また、アップサイクルされた革製品を買うこともできます。新しく工場で作られた製品より、古い革から生まれ変わった製品を選ぶことで、地球を守るのを手伝うことができるのです。そうした製品には、「アップサイクル製品」というラベルが付いていることもあるので、探してみてください。
将来、もっと多くの人がアップサイクルについて知り、古い革製品を大切にする人が増えたら、地球はもっときれいになるでしょう。プラスチックリサイクルと同じように、革のアップサイクルも、私たちの地球を守る大切な取り組みなのです。みなさんも、お家の古い革製品を見つけたら、新しい命を与えてあげることを考えてみてください。そして、アップサイクルの輪を広げるために、友だちや家族にもこのことを教えてあげてくださいね。