みなさん、「マイクロプラスチック」って聞いたことがありますか?これは、とっても小さなプラスチックのかけらのことです。目で見えないくらい小さいものもあります。
このマイクロプラスチックは、大きなプラスチックごみが時間とともに小さく砕けてできることがあります。例えば、海に捨てられたペットボトルが波にもまれて小さくなっていくようなイメージです。
でも、もともと小さく作られているものもあります。洗顔料や歯磨き粉に入っている小さな粒々なんかがそうです。
マイクロプラスチックは、海や川、土の中にたくさん見つかっています。小さいからといって無害というわけではありません。むしろ、小さいからこそ色々な問題を引き起こしているんです。
マイクロプラスチックが引き起こす問題は、主に3つあります。
1つ目は、生き物への影響です。小さな魚や貝が餌と間違えて食べてしまうことがあります。そうすると、お腹の中にプラスチックがたまって、栄養が取れなくなったり、具合が悪くなったりします。
2つ目は、有害な物質を運ぶことです。マイクロプラスチックは表面に有害な物質をくっつけやすい性質があります。生き物がそれを食べると、有害な物質も一緒に体内に入ってしまいます。
3つ目は、食物連鎖を通じて広がることです。小さな生き物が食べたマイクロプラスチックは、その生き物を食べるもっと大きな生き物の体内に入ります。そうやって、どんどん上の生き物にまで広がっていくんです。最終的には、人間が食べる魚にも入っている可能性があります。
これらの問題を解決するには、プラスチックの使い方を見直す必要があります。そこで大切になってくるのが、プラスチック リサイクルなんです。
プラスチック リサイクルとは、使い終わったプラスチック製品を新しい製品に生まれ変わらせることです。これは、マイクロプラスチック問題を解決する上でとても大切なことなんです。
プラスチック リサイクルには、いくつかの方法があります:
1. マテリアルリサイクル:プラスチックを溶かして、新しい製品を作ります。例えば、ペットボトルから服を作ったりします。
2. ケミカルリサイクル:プラスチックを化学変化させて、もとの原料に戻します。それを使って新しいプラスチック製品を作ります。
3. サーマルリサイクル:プラスチックを燃やして、そのエネルギーを電気や熱として利用します。
プラスチック リサイクルをすることで、新しくプラスチックを作る量を減らせます。そうすれば、環境に出るプラスチックの量も減らせるんです。
でも、プラスチック リサイクルを成功させるには、みんなの協力が必要です。使い終わったプラスチック製品は、きちんと分別してごみ箱に捨てましょう。リサイクルできるものは、リサイクルボックスに入れるのを忘れずに。
また、使い捨てのプラスチック製品はなるべく使わないようにしましょう。マイバッグを持ち歩いたり、プラスチックストローの代わりに紙ストローを使ったりするのも良いアイデアです。
こうした小さな行動の積み重ねが、マイクロプラスチック問題の解決につながります。みんなで力を合わせて、きれいな地球を守っていきましょう!