みなさんがお店で見かけるプラスチック製品は、値段が安いことが多いですね。でも、安いからといってすぐに買うのは少しまってください。プラスチック製品の多くは、時間がたつと壊れやすくなるという特徴があります。太陽の光が当たると色が薄くなったり、何度も使っていると割れたりするのです。これは、プラスチックという材料が、金属や木などと比べて傷みやすいからです。
実は、プラスチックは石油からつくられています。その石油は地球の中に限られた量しかありません。だから、すぐに壊れてしまうプラスチック製品を何度も買い直すことは、地球の大事な資源をムダに使ってしまうことになるのです。つまり、安い値段で買ったプラスチックのおもちゃやコップは、すぐに壊れてしまい、結局はたくさんお金をつかうだけでなく、地球にも負担をかけてしまいます。長く使えるものを選ぶことが、お財布にも地球にも優しい、実はとても大切な選択なのです。
壊れたプラスチック製品は、ゴミになってしまいます。でも、そのゴミには大事な役割があるのを知っていますか?これがプラスチックリサイクル(いらなくなったものを新しい製品に作り変えることです)です。壊れたプラスチックを集めて、また新しいプラスチック製品や、ベンチ、フェンス、服などのいろいろなものに作り変えることができるのです。
しかし、リサイクルにはたくさんの電気やお水が必要です。プラスチックを集めて、洗って、溶かして、新しい形に作り直す。その全ての過程でエネルギーが使われているのです。つまり、壊れにくく長く使える製品を最初から選ぶことで、リサイクルの手間と工程を減らし、CO2(二酸化炭素)の排出を減らして、地球を守ることができるのです。安さだけを考えるのではなく、「これは長く使えるかな」「何年使えるかな」と考えながら買い物をすることが、環境を守る第一歩になります。
では、どうやって長く使えるプラスチック製品を選べばいいのでしょうか。まず、触ってみることが大切です。プラスチックの厚さはどうですか?薄くてペラペラしていないでしょうか。次に、作りがしっかりしているか確認しましょう。接ぎ目がガタガタしていないか、色が均等(ムラなく同じ)でしょうか。そして、もし可能なら、同じような製品でも少し値段が高いものと比べてみてください。
また、製品の底や側面には、プラスチックの種類を表す数字やマークが書かれていることがあります。「PET」「PE」「PP」など、いろいろな種類がありますが、一般的にPPやPEの製品は耐久性が高く、長く使える傾向があります。質の良いプラスチック製品は、ちょっと値段が高いかもしれませんが、3年、5年、10年と長く使えるので、結果的には安く済みます。買う前に「これは何年使えるかな」と考える習慣をつけることで、ムダなゴミも減り、プラスチックリサイクルの負担も少なくなるのです。みなさんの賢い選択が、地球の未来を変えることができるのですよ。