プラスチックリサイクルをする時に最も大切なことが、素材を分けることです。リサイクルしやすい商品は、使われているプラスチックの種類が少ないもの。例えば、ペットボトルはほぼ同じ素材でできているので、リサイクルがとても簡単です。
反対に、リサイクルしにくい商品は、いろいろな素材が混ざっているもの。例えば、プラスチックとアルミニウム(※金属のような銀色の材料)が一緒についているジュースパックは、分け合うのが難しいため、リサイクルに時間がかかってしまいます。実は、ジュースパックはリサイクル工場で一度水に浸してから、特別な機械で繊維とアルミを分ける工程が必要なんです。
また、色が付いているプラスチックより、透明や白っぽいプラスチックの方がリサイクルしやすいという特徴もあります。これは、リサイクル工場で新しい商品を作る時に、色を調整しやすいからです。黒いプラスチックは、新しい色に染め直すのが難しいため、特にリサイクルしにくいんですよ。つまり、素材がシンプルで色が統一されている商品ほど、プラスチックリサイクルに向いているということですね。
知ってましたか?プラスチックには「識別表示」という小さなマークが付いています。底や裏に書かれた数字と矢印を見ることで、どんな素材のプラスチックなのかが分かるんです。買い物に行った時に、このマークを探してみるのも面白いですよ。
リサイクルしやすい商品には、形や大きさに特徴があります。機械で処理しやすいサイズの商品がリサイクル向きです。ペットボトルやプラスチック容器は、工場の機械で自動的に処理できるようにサイズが決められています。ちなみに、リサイクル工場では1時間に数千本のペットボトルが処理されており、これが可能なのは統一されたサイズだからなんです。
特に大切なのは、商品がくっついていないことです。複数のプラスチック部品が接着剤でくっついていると、それぞれを分ける必要があり、時間と手間がかかります。例えば、プラスチックの蓋が取り外しやすい設計になっていれば、リサイクルがスムーズになります。優しい企業は、わざわざ蓋を簡単に外せるように設計を工夫しているんですよ。
また、プラスチックリサイクルの工場では、細かい部品や複雑な形の商品を処理するのが難しいです。だから、シンプルな筒状や箱型の形の商品が、リサイクルに向いています。見た目がシンプルで、部品が分けやすい設計の商品を選ぶことが、リサイクルを助けることになるのです。
意外かもしれませんが、プラスチックリサイクルで大事なのは「汚れ」です。食べ物や飲み物が残っているプラスチックは、リサイクルしにくくなります。新しいプラスチック製品を作る時に、汚れが混ざると品質が悪くなってしまうからです。だから、出すときに中身をしっかり空にして、軽く水で流すことは、実はリサイクル工場の人たちへの大切な応援なんですよ。
リサイクルしやすい商品は、中身を取り出した後に、水で簡単に洗える形をしています。例えば、ペットボトルは口が大きく、中を洗いやすいデザインになっています。反対に、細い筒の商品や、複雑な形の商品は、汚れを完全に落とすのが大変なため、リサイクルに不向きです。
また、商品の表面がざらざらしていると、汚れが残りやすく、つるつるしていると洗いやすいという特徴もあります。つまり、きれいに洗える設計になっているプラスチック商品ほど、プラスチックリサイクルに適しているということです。
実は、わたしたちが毎日行っているプラスチックゴミの出し方が、リサイクルの成功を大きく左右しているんです。商品を買う時に少し設計に注目して選び、出す時に正しく準備するだけで、地球を守る大切なリサイクルを支援することができます。小学生のみなさんも、家族と一緒にプラスチック商品をチェックして、リサイクルに協力してみませんか?