毎日、学校に行く時に飲み物を持って行きますね。もし毎日ペットボトルを買っていたら、1年間でどのくらいのごみが出るか考えたことはありますか?1本のペットボトルの重さは約30グラムです。毎日1本買うと、1年間では365本、つまり約11キログラムのペットボトルが出ます。これは野球のボール約220個分の重さです。でも、マイボトルを使えば、このペットボトルはすべて減らすことができるんです。
さらに大事なことがあります。ペットボトルを作るのには、たくさんのエネルギーが必要です。プラスチックリサイクルという言葉を聞いたことがありますか?これは、使い終わったプラスチック製品をもう一度新しい製品に作り変えることです。でも、このリサイクルも、ごみを集めて、きれいにして、新しく作る時に、たくさんの電気が必要になります。石油から新しいペットボトルを1本作るのに必要な電気の量よりも、リサイクルする方が少ないエネルギーで済みますが、それでも大きなエネルギーがかかっているのです。マイボトルを使うと、最初からこのようなめんどうなことをしなくてすむので、とても環境に優しいのです。
ペットボトルを捨てるとき、みんなはリサイクルボックスに入れていますね。「リサイクルされるから大丈夫」と思っている人も多いと思います。でも実は、集められたプラスチック製品の全部がリサイクルされるわけではないんです。日本で集められたペットボトルの約60パーセントだけがリサイクルされて、残りの40パーセントは燃やされたり、海に流れ出たりしているのです。
海に流れ出たプラスチックは、マイクロプラスチックという小さな粒に砕けて、魚や貝などの海の生き物のお腹に入ってしまいます。その魚を食べた人間にも影響が出ているという研究結果も出ているんです。このように、プラスチックはごみになった後も、長い間、地球に悪い影響を与え続けているのです。
マイボトルを使うことで、この問題を直接的に減らすことができます。1つのマイボトルを3年間使い続ければ、約1000本のペットボトルを作らなくてすみます。これは、プラスチックリサイクルの工場で働く人たちの仕事を減らしてしまう心配もあるかもしれません。でも、その代わりに、地球の環境を守る新しい仕事が生まれているんです。マイボトルを作る工場の人たち、水を安全にきれいにする人たち、海を守るボランティア活動など、環境を守る仕事や活動が増えています。
マイボトルを使う子どもが増えると、大人たちも気づき始めます。もし学校全体でマイボトルを使う約束ができたら、その学校だけで、1年間に何千個ものペットボトルが減らせます。また、マイボトルを友達に勧めることで、その友達の家族も「うちも使ってみようか」と考えるようになるかもしれません。
さらに、マイボトルを使う人が増えると、お店もペットボトルの販売が減るので、新しくペットボトルを作る工場の生産量を減らすことになります。そうすると、石油をもっと少なく使うことになり、地球温暖化の原因となる二酸化炭素も減らせるのです。このように、1人の小さな選択が、社会全体に大きな影響を与えることができるんです。
一番大切なことは、マイボトル1つの選択が、実は大きな力を持っているということです。プラスチックリサイクルは大事ですが、最初からごみを作らないことがもっと大事です。あなたの小さな選択が、友達へ、家族へ、そして社会全体へと広がっていくんです。マイボトルを持ち歩く習慣が、地球を守る第一歩になるのです。