皆さんが使っているスマートフォンやゲーム機、壊れたテレビなど、もう使わなくなった電気製品を見たことはありませんか?実は、これらの家電の中には、とても大切な資源がたくさんかくれているのです。
電気製品の中を開けてみると、銅やアルミニウム、金といった金属がぎっしり詰まっています。金なんて、宝石と同じくらい貴重ですよね。驚くことに、パソコンやスマートフォンには、本当に小さな金の粒が混ざっているのです。古い家電を集めれば、その中から金を取り出すことだってできるんですよ。実は、スマートフォン1台の中には、指輪1個分くらいの金が含まれているという研究結果もあります。
また、電気製品の外側や内部には、プラスチックがたくさん使われています。このプラスチックをリサイクルすることで、古いプラスチックを集めて新しい製品に作り替えることができます。例えば、古いスマートフォンのプラスチック部分が、新しいおもちゃやファイルケースに生まれ変わることもあります。これは地球を守るためにとても大切なことなのです。
新しい電気製品を作るには、たくさんの資源が必要です。鉱山から金属を掘り出したり、石油からプラスチックを作ったりするのに、多くのエネルギーと時間がかかってしまいます。そして、その過程で地球の環境を傷つけてしまうこともあります。
でも、古い家電をリサイクルすれば、すでにある資源を新しく生まれ変わらせることができるのです。新しくプラスチックを作るより、古いものを再利用する方がはるかに地球に優しく、使うエネルギーも3分の1以下に減らすことができるのです。
さらに大切なことは、貴重な金属資源を無駄にしないということです。日本は地下に鉱物があまり出ない国なので、他の国から金属を輸入に頼っています。古い家電の中から金属を取り出すことで、輸入に頼る量を減らすことができるのです。実は、リサイクルされた金属を「都市鉱山」と呼び、これが日本の重要な資源だと注目されているのです。
では、皆さんが古い電気製品を大切にするために、何ができるのでしょうか。
まず大切なのは、使わなくなった家電を自分で捨てないことです。電気製品には有害な物質が含まれていることもあるので、ゴミとして燃やしたり埋めたりすると、環境を汚してしまいます。かわりに、大人に相談して、リサイクルセンターや家電店に持って行ってもらいましょう。学校の中には、壊れた電子機器を集めるプログラムを行っているところもあります。
次に、プラスチックリサイクルについて学びを深めることも大切です。家の中にある電気製品を観察して、どんなプラスチックが使われているのか調べてみるのも楽しいですよ。そして、プラスチックリサイクルがどのように行われているのか、大人と一緒に調べたり、リサイクル施設の見学会に参加したりするのもいいでしょう。多くの自治体では、こうした体験プログラムを無料で開いています。
さらに、電気製品を大切に使い、壊れたときは修理して長く使うことも、リサイクルの負担を減らすための大事な工夫です。古い家電の中身にある資源について知ることで、今使っている電気製品をもっと大切にしたくなるはずです。皆さん一人ひとりの心がけが、地球の未来を変える力になるのです。