毎日、私たちの家から出るゴミの中には、プラスチックがたくさん含まれていますね。ペットボトルやお菓子の袋、食べ物が入っていたパッケージなど、使い終わったらすぐに捨ててしまう「使いすて」製品があります。このプラスチックを減らすことが、実は地球を救う大きな力になるんです。
「使いすて」を減らすと、そもそもゴミの量が減ります。ゴミが減れば、焼却場で燃やす量も少なくなります。プラスチックを燃やすと、空気を汚す物質が出てしまい、地球全体の環境に悪い影響を与えてしまいます。また、プラスチックをリサイクルするために必要な電気やガソリンも使わなくて済むので、地球温暖化※1を防ぐのに役立つんです。
さらに驚くことに、海に流れ出たプラスチックは、魚やクジラなどの生き物たちを傷つけることもあります。ウミガメがビニール袋をクラゲと間違えて食べてしまったり、プラスチックが生き物の体に巻きついたりすることもあるんです。「使いすて」を減らすことは、こうした生き物たちの命を守ることに直結しているんですよ。
プラスチックは、地球の中から掘り出した石油から作られています。石油は何十万年もかけて地球の中でゆっくり作られるもので、いつかはなくなってしまう限られた資源です※2。「使いすて」製品をたくさん使うと、石油はどんどん減ってしまいます。
実は、プラスチックをリサイクルすることも大切ですが、そもそも「使いすて」を減らすほうが、もっと重要なんです。これは「リデュース」※3と呼ばれ、リサイクルよりも優先すべき大事なステップなんです。
具体的には、どうすればいいでしょうか。例えば、毎日ペットボトルを買う代わりに、繰り返し使える水筒を持ち歩けば、プラスチックの無駄がなくなります。買い物の時にレジ袋をもらわずに、何度も使えるエコバッグを持っていくのも良い方法です。学校のお弁当も、使いすてのプラスチック容器ではなく、繰り返し使える箱を使うようにすれば、家族全体で「使いすて」を減らせます。こうした工夫は、難しいものではなく、毎日の生活の中で簡単にできるものばかりなんです。
「使いすて」を減らすと、実はお金の節約にもなります。毎日ペットボトルを買っていれば、1ヶ月でかなりのお金がかかってしまいます。でも繰り返し使える水筒を一度買えば、何年も使い続けられるので、長い目で見るとずっと安いんです。一年間で計算してみると、びっくりするほどの節約になることもあります。
学校でも同じことが言えます。プラスチックをリサイクルするために、ゴミを分別※4したり、処理施設を作ったりするのに、みんなの税金が使われています。「使いすて」を減らせば、その費用も減らせるので、その分を教科書の購入や校舎の修理、福祉※5など、他の大切なことに使えるようになるんです。
「使いすて」を減らすことは、難しく聞こえるかもしれませんが、実は毎日の小さな工夫の積み重ねです。今日から、あなたも始めることができます。水筒を持ち歩く、エコバッグを使う、食べ物を選ぶ時にプラスチック包装の少ないものを選ぶなど、一つからでも構いません。友達や家族と一緒に取り組めば、さらに大きな力になります。皆さんの小さな行動が、地球の未来を変える大きな力になるんですよ。
※1 地球温暖化:地球全体の気温が上がってしまう現象のこと
※2 限られた資源:いつかなくなってしまう、貴重なもののこと
※3 リデュース:そもそもゴミになるものを減らすこと
※4 分別:ゴミを種類ごとに分けて分類すること
※5 福祉:人々の生活を助け、幸せにすることを目指す活動