プラスチックは石油からつくられています。石油は地下に眠っている資源で、今のペースで使い続けると、いつかなくなってしまう心配があります。例えば、みんなが毎日使うペットボトルやビニール袋も、すべて石油からできているんです。
ここで驚く事実をご紹介します。1本のペットボトルをつくるのに必要な石油の量は、そのボトル1本分の重さの3倍もあるんです。つまり、100グラムのペットボトルをつくるには、300グラムの石油が必要になるということ。もったいないと思いませんか?
一度使ったら終わりではなく、プラスチックリサイクルで何度も使い直すことで、石油をムダに掘り出さなくてもすむようになります。地球の中にある資源は有限(限りがあるという意味)なので、大切に使うことが未来の子どもたちのためになるんです。もし今のままプラスチックをどんどん捨ててしまえば、将来、物をつくるための材料がなくなってしまうかもしれません。
ごみを減らさないと、どんどんごみが溜まっていきます。日本だけでも、毎年たくさんのプラスチックごみが出ています。ごみは焼いたり埋めたりして処理されていますが、その過程で空気や土を汚してしまうことがあります。
特に問題なのが、海に流れ出たプラスチックです。海のプラスチックごみは「海洋プラスチック汚染」と呼ばれ、今、世界中で大きな課題になっています。海の生き物たちがプラスチックを食べ物と間違えて食べてしまったり、漁網に絡まったりして、たくさんの魚や海の生き物が傷つき、命を落としています。また、プラスチックが細かく砕けた「マイクロプラスチック」という小さな粒子が海全体に広がり、海の生態系全体に悪い影響を与えているんです。
プラスチックリサイクルの取り組みを進めることで、新しいごみを減らし、環境汚染を防ぐことができるのです。また、ごみを処理する施設(ごみを扱う建物)をつくるにも、お金や土地が必要になります。ごみを減らすことは、限られた地球の環境を守る最も簡単で効果的な方法なんです。
プラスチックリサイクルは、使い終わったプラスチックをもう一度新しいプラスチック製品に変えるプロセス(過程)です。例えば、古いペットボトルを集めて、新しいペットボトルや洋服、バッグ、さらには建築材料や自動車の部品まで、いろいろな物に生まれ変わらせることができます。
リサイクルされたペットボトルから作られた洋服を「フリース」と呼ぶこともあります。10本のペットボトルから、1枚のフリースができるんですよ。これは資源の無駄を減らすだけでなく、新しく石油を掘り出す必要がなくなるので、環境へのダメージを減らせるのです。
世界中の企業が、プラスチックリサイクルの技術を進化させ、もっと効率的に資源を活用しようと頑張っています。みんなが正しく分別(種類ごとに分けることを指す)してごみを出すことが、こうした取り組みを成功させるカギになるんです。自分たちが出したごみが、また新しい製品になって戻ってくる。それは、ごみを減らすことの素晴らしい循環なのです。
プラスチックリサイクルは大切ですが、もっと大事なことが2つあります。それは「リデュース」と「リユース」です。リデュースはプラスチック製品そのものを減らすこと、リユースは同じものを何度も使うことです。例えば、買い物の時にマイバッグを使ったり、飲み物は水筒に入れたりすることで、プラスチックの使用量を減らせます。
家族と一緒に、どのプラスチック製品を減らせるか考えてみてください。小さな行動の積み重ねが、大きな力になって地球を守るんです。