みなさんが毎日使っているノート。実は、作り方によって2種類に分けることができます。1つは「ふつうのノート」、もう1つは「PCRノート」です。PCRって聞いたことありますか?これは「ポストコンシューマリサイクル」の略で、使い終わった紙を再利用して作ったノートのことなんです。
ふつうのノートは、主に木から作られた新しい紙を使っています。でも、PCRノートは違います。私たちが使い終わった紙、例えば古い教科書や読み終わった本、捨てようと思っていた紙などを集めて、それを原料にしているんです。これって、すごいと思いませんか?
PCRノートを使うことで、どんないいことがあるのでしょうか。
まず、木を切る量が減ります。ノートを作るために木を切る必要がなくなるので、森林を守ることができるんです。森林は地球の大切な肺。たくさんの動物のおうちでもあります。
次に、ゴミを減らすことができます。使い終わった紙をゴミとして捨てるのではなく、新しいノートに生まれ変わらせることができるんです。これを「ポストコンシューマリサイクル」と呼びます。難しい言葉ですが、要するに「使った後のものを再利用する」ということです。
さらに、PCRノートを作るときは、新しい紙を作るときよりも水やエネルギーを使う量が少なくなります。地球にやさしいノートなんです。
では、PCRノートは使いにくいのでしょうか?実は、最近のPCRノートはとても quality(品質)が良くなっています。
色は少し薄めかもしれませんが、書き心地はふつうのノートとほとんど変わりません。えんぴつでもボールペンでも、きれいに書くことができます。
ページをめくるときの感触も、ほとんど同じです。強度も十分なので、1年間使っても大丈夫。
ただし、PCRノートの中には、少し色がまばらだったり、小さなつぶつぶが見えたりするものもあります。でも、これはリサイクルしている証拠。地球を守るために頑張っているノートの個性だと思えば、むしろかっこいいですよね。
みなさんも、次にノートを買うときは、PCRノートを選んでみませんか?使い終わった紙が新しいノートに生まれ変わる、そんな不思議で素敵な体験ができますよ。ポストコンシューマリサイクルという難しい言葉も、実は私たちの身近なところで行われているんです。
PCRノートを使うことは、小さな行動かもしれません。でも、みんなで使えば、大きな力になります。地球のためにできることから、始めてみましょう!