みなさん、昔はプラスチックがほとんどなかったって知っていましたか?おじいちゃんおばあちゃんが子どものころは、今のようにプラスチック製品があふれていませんでした。
買い物に行くときは、布製の買い物かごを持っていきました。お店でお菓子を買うと、紙の袋に入れてもらいました。お弁当を包むのも、風呂敷という布を使っていたんです。
だから、プラスチックごみはほとんど出ませんでした。プラスチック リサイクルという言葉も、まだありませんでした。
昔の人は、ものを大切に使う習慣がありました。壊れたものはすぐに捨てずに、直して使っていました。
例えば、服に穴が開いたら、おばあちゃんが上手に繕って(注釈:つくろって)くれました。靴底が擦り減ったら、新しい底を貼り付けて使い続けました。
今でいうプラスチック リサイクルのように、ものを捨てずに再利用する工夫をしていたんです。
おもちゃも大切にしました。壊れたら自分で直したり、別の遊び方を考えたりしました。そうすることで、ごみを減らすことができたんですね。
昔は、今のようなプラスチック リサイクルはありませんでしたが、自然に返るごみを上手に活用していました。
例えば、野菜くずや食べ残しは、畑の肥料(注釈:ひりょう)として使いました。これは、今でいう「コンポスト」という方法に似ています。
紙くずは、もう一度紙を作るのに使ったり、火をおこすときの燃料にしたりしました。木の枝や落ち葉は、堆肥(注釈:たいひ)にして畑で使いました。
このように、自然に返るごみは捨てずに、別の形で活用していたんです。
おじいちゃんおばあちゃんの時代には、プラスチック リサイクルという言葉はありませんでした。でも、ものを大切にする心や、自然と共に生きる知恵がたくさんありました。
今、私たちができることは、この昔の知恵を現代に活かすことです。例えば:
1. 買い物袋を持ち歩く
2. ものを大切に使い、修理して長く使う
3. 食べ物を無駄にしない
4. 自然に返るごみは、できるだけ堆肥にする
こうした小さな工夫を積み重ねることで、プラスチックごみを減らし、地球にやさしい生活ができるんです。
みなさんも、おじいちゃんおばあちゃんの知恵を参考に、プラスチック リサイクルや環境のことを考えてみてください。きっと、新しい発見があるはずです!