みなさん、運動会で使うものを思い浮かべてみてください。応援旗、飲み物の容器、お弁当箱など、たくさんのものがプラスチックでできていますね。でも、これらを別の材料に変えることができます。
例えば、応援旗は布や紙で作れます。飲み物は、プラスチックボトルの代わりに、家からマイボトルを持ってくるのはどうでしょうか。お弁当箱も、プラスチック製ではなく、木や竹でできたものを使うと、とてもおしゃれです。
こうやって、一つ一つプラスチックの代わりになるものを見つけていくと、プラスチックごみを減らすことができます。これは、プラスチック リサイクルの考え方の一つで、「リデュース」(減らす)と呼ばれています。
運動会の日、たくさんのごみが出ます。このごみをきちんと分別することで、プラスチック リサイクルが可能になります。
まず、ごみ箱をいくつか用意しましょう。「プラスチック」「紙」「燃えるごみ」などと書いた札を貼って、分かりやすくします。そして、みんなで協力してごみを正しく分別します。
例えば、ペットボトルはラベルをはがして、つぶして「プラスチック」の箱に入れます。お弁当を包んでいたラップも「プラスチック」です。紙コップは「紙」の箱に入れます。
こうやって分別したプラスチックごみは、工場で新しいものに生まれ変わります。これが、プラスチック リサイクルの「リサイクル」(再利用)という考え方です。
運動会で使うものの中には、一度使って捨てるのではなく、何度も使えるものがたくさんあります。これを「リユース」(再使用)と呼びます。
例えば、玉入れの玉や綱引きのロープは、毎年同じものを使うことができます。応援で使う旗やうちわも、丈夫な材料で作れば来年も使えます。
また、お弁当を入れる籠やバッグも、毎年同じものを使えます。プラスチックの使い捨て容器ではなく、何度も洗って使える容器を選びましょう。
こうやってリユースできるものを増やしていくと、新しいものを作るためのエネルギーも節約できて、地球にやさしくなります。
プラスチック リサイクルの考え方には、「リデュース」(減らす)、「リユース」(再使用)、「リサイクル」(再利用)という3つのRがあります。この3つのRを意識して運動会を計画すると、プラスチックごみのない楽しい運動会ができるでしょう。
みなさんも、学校や家族と相談して、プラスチックごみを減らす工夫をしてみてください。きっと、環境にやさしい素敵な運動会になるはずです。そして、この経験は運動会だけでなく、普段の生活でも役立つはずです。一緒に、プラスチックごみのない未来を作っていきましょう!