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捨てたペットボトルが絵本に変身!PCR紙でオリジナル創作を始めよう

# PCR紙でオリジナル絵本を作ろう!創作活動

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ポイント1:PCR紙って何?使い終わったプラスチックが絵本に変わる魔法

みんなは、「PCR紙」という言葉を聞いたことがありますか?PCR紙とは、**ポストコンシューマリサイクル**※という特別な方法で作られた紙のことです。難しく聞こえるかもしれませんが、実はとても素敵な考え方なんですよ。

ポストコンシューマリサイクルというのは、「消費者が使い終わったプラスチックを集めて、もう一度新しい製品に変える」という意味です。例えば、ペットボトルやプラスチックバッグなど、みんなが使い終わった後に捨てるプラスチック製品を集めて、それを細かく砕いて、綺麗にして、新しい紙に作り替えるんです。まるで魔法のようですね!

PCR紙は環境にとても優しい材料です。なぜなら、新しくプラスチックを作る必要がなくなるからです。新しいプラスチックを作るには、石油などのエネルギーをたくさん使い、二酸化炭素も出てしまいます。でもポストコンシューマリサイクルで既に使われたプラスチックを再利用すれば、新しい資源を掘り出す必要がなくなるんです。これってすごく大事なことなんですよ。

PCR紙で絵本を作ることで、捨てられてしまうプラスチックが「新しい命」を得ることができます。自分が描いた絵が、昔は誰かが飲んでいたペットボトルから作られた紙に描かれているって、考えただけでも素敵じゃありませんか?

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ポイント2:自分だけのオリジナル絵本作り!PCR紙を使った創作のコツ

PCR紙でオリジナル絵本を作るのは、想像以上に簡単で楽しいです。まず準備するものをご紹介します。必要なのはPCR紙、色鉛筆やクレヨン、マーカーペン、そしてのりやテープなどの接着用品です。ハサミも使いますので、安全に気をつけてくださいね。

絵本作りのコツとしては、まず物語を考えることが大切です。自分が好きなお話でもいいですし、毎日の出来事を物語にするのも面白いです。例えば、「プラスチックくんの冒険」という物語を作って、使い終わったペットボトルがPCR紙になるまでの旅を描いても良いでしょう。自分の想像力を思いっきり使ってください。

PCR紙は通常の紙と違う独特の質感があります。ざらざらとしていて、少し厚めのものが多いです。この質感が逆に味わい深い絵本を作り出します。クレヨンでしっかり描くと、きれいに色が出ます。水性ペンよりも油性のペンの方が、PCR紙にはよく合う傾向があります。

ページ数は最初は5~10ページ程度がおすすめです。短すぎず長すぎず、ちょうど良い長さで、最後まで完成させる達成感が得られます。そして何より大切なのは、「完璧に上手に描く」ことよりも、「自分の想いを込めて描く」ことです。下手だと思っても、そこに心がこもっていれば、それは世界に一つだけの素敵な絵本になるんです。

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ポイント3:作った絵本をどうする?共有して広げる環境への輪

オリジナル絵本が完成したら、それをどうするか考えたことはありますか?家に飾るのも良いですが、もっと素敵な活動があります。

学校の図書館に展示してもらったり、図書館で実際に貸し出してもらったりすることができます。そうすることで、自分の作品を他の友達に見てもらえます。また、PCR紙を使った環境への想いも、一緒に伝えることができるんです。学校の文化祭やイベントで展示するのも良い機会になります。

さらに良いことに、「自分が環境のために何かしている」という経験は、とても貴重です。ポストコンシューマリサイクルについて学びながら、同時に創作活動も楽しめるなんて、一石二鳥ですね。友達にこの活動のことを教えてあげたり、一緒にPCR紙の絵本作りをしたりすることで、環境を大切にする輪が広がっていきます。

完成した絵本の裏表紙に、「この本はポストコンシューマリサイクルされたプラスチックから作られました」というメッセージを書いておくのも素敵です。読者が環境について考えるきっかけになるかもしれません。

PCR紙でオリジナル絵本を作ることは、単なる工作ではなく、プラスチックリサイクルについて学び、環境を守るために自分ができることを実践する、素敵な学習活動なのです。

※ポストコンシューマリサイクル:消費者が使い終わった製品を回収して、新しい製品に作り替えるリサイクル方法のこと。