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宇宙と地球をつなぐリサイクルの未来~宇宙技術が地球のプラスチック問題を解く

# 宇宙開発と資源循環~宇宙でのリサイクル技術~

## H2 ポイント1:宇宙ステーションで行われているリサイクルの工夫

みなさんは、宇宙ステーション※1という、宇宙に浮かぶ大きな建物のことを知っていますか?そこには宇宙飛行士たちが生活しており、毎日ごみが出ます。でも、宇宙では新しい物をかんたんに持ってくることができません。だから、宇宙ステーションでは、すべてのごみを大切にして何度も使う「リサイクル」をしているのです。

例えば、プラスチックのボトルを使い終わったら、それを細かく砕いて新しい物に作り替えます。これは地球でのプラスチックリサイクルと似ていますね。地球でも、「資源有効利用促進法」という法律があって、もったいない気持ちを大切にすることが決められています。この法律は、プラスチックなどのごみをできるだけ少なくして、何度も使おうという決まりなのです。

宇宙ステーションの飛行士たちは、毎日この法律の考え方を実践しているんです。使い終わった水さえも再利用するほど、宇宙ではすべてが大事なのです。

### H3 宇宙でのプラスチック回収の工夫

宇宙ステーションの中では、使い終わったプラスチック製品を別の場所に集めます。この場所を「ごみステーション」と呼ぶこともあります。そこで、飛行士たちが手作業で種類ごとに分けるのです。その後、地球に帰してきた時に、地球でリサイクル工場に送られるのです。

## H2 ポイント2:宇宙技術が地球のプラスチックリサイクルに役立つ理由

宇宙開発で生まれた新しい技術が、実は地球でのプラスチックリサイクルに使われていることをご存じでしょうか?

宇宙では、限られた資源で長い時間過ごす必要があります。そのため、科学者たちは「いかに効率よく物を作り替えるか」という工夫をしてきました。この工夫が地球にも応用されているのです。

例えば、宇宙で開発された「高度な分別機械」という装置があります。※2これは、ごちゃ混ぜになったプラスチックをセンサーで自動的に種類別に分ける機械です。この技術のおかげで、地球の大きなリサイクル工場でも、より多くのプラスチックを正しく分別できるようになりました。

### H3 資源有効利用促進法と宇宙技術の結びつき

「資源有効利用促進法」を守るためには、プラスチックをしっかり分別することが大切です。宇宙技術から生まれた自動分別機械は、この法律を守るのに大きな役割を果たしています。つまり、宇宙での工夫が、地球全体の「もったいない」という気持ちを強くしているわけです。

また、宇宙で使われる特別な素材の研究から、「新しい形のプラスチック」も開発されました。これらのプラスチックは、より簡単にリサイクルできるように工夫されています。

## H2 ポイント3:未来の子どもたちのための宇宙リサイクル計画

宇宙開発は未来に向かって進んでいます。今、科学者たちが考えているのは、「宇宙でもっと大きなリサイクル工場を作ろう」という計画です。

将来、月や火星に人間が住むようになるかもしれません。その時に必要になるのが、その場所でのリサイクル技術です。月の基地で出たプラスチックのごみを、月の中でリサイクルして、また使うということが考えられています。

### H3 地球と宇宙でつながるリサイクルの輪

皆さんが今、学校や家庭でプラスチックを分別することは、とても大事な学習です。なぜなら、この習慣が将来の宇宙でのリサイクルにつながるからです。「資源有効利用促進法」で定められた分別の習慣は、地球だけではなく、宇宙でも活躍する技術の基礎になっているのです。

宇宙飛行士たちが宇宙で実践しているリサイクルの工夫を知ることで、みなさんも地球でのリサイクルの大切さをより深く理解できるようになります。宇宙と地球は、リサイクルという輪でつながっているのです。

※1 宇宙ステーション:宇宙に浮かんでいる、宇宙飛行士が生活し、実験などを行う施設のこと。

※2 高度な分別機械:コンピュータとセンサーを使って、自動的にプラスチックの種類を見分ける機械のこと。