みなさんは、使い終わったプラスチック製品をどうしていますか?実は、それらを正しく分別することで、新しい製品に生まれ変わらせることができるんです。これを「ポストコンシューマリサイクル」といいます。
ポストコンシューマリサイクルとは、私たちが使った後のプラスチック製品を再利用することです。例えば、ペットボトルやおもちゃ、食品の容器などが対象になります。
でも、ただ集めるだけじゃダメなんです。きれいに分けることが大切です。なぜなら、プラスチックの種類によって溶ける温度が違うからです。混ざっていると、うまくリサイクルできません。
だから、家庭でゴミを捨てるときに、プラスチック製品を他のゴミと分けて出すことがとても大切なんです。これが、質の良いリサイクル製品を作る第一歩になります。
分別したプラスチック製品は、次に洗って乾かすことが大切です。なぜでしょうか?
まず、洗うことで中に残っている食べ物やジュースなどを取り除きます。これらが残っていると、リサイクルするときに邪魔になってしまいます。また、臭いの原因にもなるので、きれいに洗い流すことが大切です。
そして、乾かすことも忘れずに。水分が残っていると、リサイクル工場での作業に影響を与えてしまいます。
最後に、ラベルやキャップなど、プラスチック以外の部分を取り除きましょう。これらは別の材料でできていることが多いので、一緒にリサイクルすると品質が落ちてしまいます。
このように、家庭でちょっとした手間をかけることで、より良質なリサイクル製品を作ることができるんです。
みなさんが分別してくれたプラスチック製品は、リサイクル工場に運ばれます。ここでは、さらに細かく分ける作業が行われます。
まず、人の手で大まかに分けます。次に、機械を使って自動的に分けていきます。例えば、光を当てて反射する様子を見たり、比重(ひじゅう:重さの違い)を利用したりして、プラスチックの種類ごとに分けていきます。
こうして細かく分けられたプラスチックは、砕いて小さな粒にします。そして、高い温度で溶かして新しい形に作り変えます。これが、ポストコンシューマリサイクルの流れです。
でも、最初の分別が雑だと、この後の工程がとても大変になってしまいます。だから、私たち一人一人が家庭でしっかり分別することが、とても重要なんです。
みなさんの協力で、より多くのプラスチック製品が生まれ変わることができます。そうすることで、新しいプラスチックを作るための石油を節約したり、ゴミを減らしたりすることができるんです。
ポストコンシューマリサイクルは、私たちの小さな努力が地球の未来につながる、とても大切な取り組みなんです。みなさんも、ぜひ家族と一緒に、プラスチック製品の分別に挑戦してみてくださいね。