みなさんの家にある古い携帯電話、実はすごい宝物なんです!携帯電話の中には、とても小さいけれどたくさんの貴重な金属が使われています。例えば、金、銀、銅、プラチナなどがあります。これらの金属は、地面の中から掘り出すのがとても大変なんです。
でも、古い携帯電話からこれらの金属を取り出せば、新しく地面を掘らなくても済むんです。これを「都市鉱山」と呼びます。都市鉱山とは、私たちの身の回りにある使わなくなった製品から、貴重な資源を取り出すことです。
資源有効利用促進法(しげんゆうこうりようそくしんほう)という法律があって、この法律は古い製品から資源を取り出して再利用することを進めています。携帯電話のリサイクルも、この法律の考え方にぴったりなんです。
では、どうやって携帯電話から貴重な金属を取り出すのでしょうか?まず、携帯電話を小さく砕きます。それから、磁石を使って鉄を取り出します。次に、比重(ひじゅう:物の重さの比べ方)の違いを利用して、プラスチックと金属を分けます。
最後に、化学的な方法で金属を一つずつ取り出していきます。例えば、酸(さん:すっぱい液体)を使って金属を溶かし、それぞれの金属の性質を利用して分けていくんです。
この作業は専門の工場で行われます。とても難しい作業なので、家でやってはいけません。でも、みんなが使わなくなった携帯電話を集めることで、この作業を助けることができるんです。
携帯電話のリサイクルは、とても大切です。なぜなら、地球の資源を大切に使えるからです。新しく鉱山(こうざん:金属を掘り出す場所)を作ると、自然を壊してしまいます。でも、都市鉱山を利用すれば、自然を守りながら必要な金属を手に入れられるんです。
それに、リサイクルすることで、ゴミを減らすこともできます。携帯電話を捨ててしまうと、中に入っている有害な物質が自然界に出てしまう可能性があります。リサイクルすれば、そういった心配もありません。
資源有効利用促進法の考え方に沿って、みんなで協力して携帯電話をリサイクルすれば、地球にやさしい未来を作ることができるんです。
みなさんも、使わなくなった携帯電話があったら、リサイクルに出してみてはどうでしょうか?それが、地球を守る大切な一歩になるんです。家族と一緒に、古い携帯電話を探してみましょう。きっと、宝物探しみたいにわくわくするはずです!