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ペットボトルの奇跡:183本から生まれる循環型社会と地球への贈り物

ペットボトルからペットボトルへ:完全循環を目指して

1. ペットボトルのリサイクルって何?

みなさん、飲み終わったペットボトルはどうしていますか?実は、そのペットボトルは新しいペットボトルに生まれ変わることができるんです!これを「ペットボトルtoペットボトル」と呼びます。

ペットボトルは、プラスチックの一種でできています。使い終わったペットボトルを集めて、きれいに洗って、細かく砕いて、また新しいペットボトルを作る。これがペットボトルのリサイクルです。

日本では「資源有効利用促進法」という法律があって、みんなでリサイクルを進めることが決められています。この法律のおかげで、たくさんのペットボトルが再利用されるようになりました。

2. なぜペットボトルを循環させるの?

ペットボトルを循環させることには、たくさんの良いことがあります。

まず、新しいプラスチックを作るのに必要な石油を節約できます。石油は地球の中から掘り出すもので、使えば使うほど減っていきます。リサイクルすれば、新しい石油を使わなくても済むんです。

次に、ゴミを減らすことができます。使い終わったペットボトルを捨ててしまうと、それはゴミになります。でも、リサイクルすれば新しいペットボトルになるので、ゴミが減ります。

そして、地球温暖化を防ぐのにも役立ちます。新しいプラスチックを作るときは、たくさんの二酸化炭素(注釈:地球を暖めてしまう気体)が出ます。でも、リサイクルすれば二酸化炭素を減らせるんです。

3. 完全循環を実現するには?

「完全循環」というのは、使い終わったペットボトルを100%新しいペットボトルに生まれ変わらせることです。でも、これはとても難しいことなんです。

まず、みんながペットボトルを正しく分別して、リサイクル用に出すことが大切です。ラベルをはがしたり、キャップを外したりする必要があります。

次に、集めたペットボトルをきれいに洗って、不純物(注釈:余計なもの)を取り除く必要があります。これには特別な技術が必要で、たくさんの会社が研究を重ねています。

最後に、リサイクルしたペットボトルの品質を高めることも大切です。何度もリサイクルすると、プラスチックの質が落ちてしまうことがあるからです。でも、最新の技術を使えば、新しく作ったペットボトルと同じくらいの品質にできるようになってきました。

資源有効利用促進法のもと、多くの会社や研究者が完全循環の実現に向けて頑張っています。例えば、ペットボトルを溶かして糸にして、服を作る技術も開発されています。これも循環の一つの形です。

みなさんも、ペットボトルを捨てるときは、「このボトル、また新しいボトルになるんだな」と思い出してくださいね。そして、正しく分別して、リサイクルに出すことを忘れずに。一人一人の小さな行動が、大きな循環につながっていくんです。

ペットボトルのリサイクルは、みんなで協力して進める必要があります。家族や友達と一緒に、リサイクルについて話し合ってみるのもいいかもしれません。どうすればもっとたくさんのペットボトルをリサイクルできるか、アイデアを出し合ってみましょう。

完全循環の実現は、簡単ではありません。でも、みんなで力を合わせれば、きっと実現できるはずです。そうすれば、地球にやさしい、素敵な未来が待っているでしょう。