みなさんは毎日使っている給食トレイがどんな材料でできているか考えたことはありますか?実は、多くの学校で使われている給食トレイは、リサイクルされたプラスチックでできているんです。これは「ポストコンシューマリサイクル」という方法で作られた製品の一つです。
ポストコンシューマリサイクルとは、私たちが使い終わった製品を原料にして新しい製品を作ることです。例えば、家庭で使い終わったプラスチック容器や、飲み終わったペットボトルなどを集めて、新しい製品に生まれ変わらせるんです。
これは、ゴミを減らすだけでなく、新しい資源を使わずに製品を作れるので、地球にやさしい方法なんです。給食トレイは、このポストコンシューマリサイクルの良い例です。
給食トレイを作る過程は、とってもおもしろいです!
1. まず、使い終わったプラスチック製品を集めます。
2. 集めたプラスチックを細かく砕いて、きれいに洗います。
3. 砕いたプラスチックを熱で溶かします。
4. 溶けたプラスチックを型に流し込んで、トレイの形にします。
5. 冷やして固めたら、完成!
こうやって作られた給食トレイは、新しいプラスチックで作ったものと同じくらい丈夫で、何度も使えるんです。
給食トレイのようなリサイクル製品を使うことには、たくさんの良いことがあります。
まず、ゴミを減らせます。使い終わったプラスチックが捨てられずに、新しい製品になるからです。
次に、新しい資源を使わなくて済みます。プラスチックは石油から作られますが、リサイクルすれば新しい石油を使う必要がありません。
そして、エネルギーの節約にもなります。新しいプラスチックを作るよりも、リサイクルする方がエネルギーを使わないんです。
最後に、私たちみんなが環境のことを考えるきっかけになります。給食トレイを使うたびに、「これはリサイクル製品だな」と思い出せば、他のものでもリサイクルできないか考えるようになるでしょう。
ポストコンシューマリサイクルで作られた給食トレイは、私たちの身近にあるエコな製品の一つです。これからも、こういったリサイクル製品に注目して、どんなものがあるか探してみてください。リサイクルについて知れば知るほど、もっと地球にやさしい行動ができるようになりますよ。
みなさんも、使い終わったプラスチック製品を正しく分別して捨てることから始めてみませんか?そうすれば、あなたの手から離れたプラスチックが、いつか新しい給食トレイになって戻ってくるかもしれません。それって、とってもすてきなことだと思いませんか?