みなさん、携帯電話やゲーム機、デジカメなどの小型家電を使っていますよね。これらの機器には、実はたくさんの宝物が隠れています!その宝物を取り出して再利用するための法律が「小型家電リサイクル法」なんです。
この法律は、資源有効利用促進法(※資源を大切に使うための法律)の一部として、2013年にできました。小型家電には、金や銀、レアメタル(※めずらしい金属)などの貴重な資源がたくさん入っています。でも、ただ捨ててしまうとこれらの資源がムダになってしまいます。
そこで、小型家電リサイクル法は、これらの機器を集めて、中の資源を取り出して再利用することを目指しているんです。地球の資源を大切にし、ゴミを減らすことにもつながります。
小型家電リサイクル法の対象になるのは、家庭で使う電気や電池で動く小さな機器です。例えば:
・携帯電話やスマートフォン
・パソコンやタブレット
・デジタルカメラ
・ゲーム機
・電卓
・電子辞書
・ドライヤー
・電動歯ブラシ
などがあります。大きさの目安は、おおむね30cm×40cm以下のものです。
これらの機器には、プラスチックや金属、ガラスなどいろいろな材料が使われています。特に、プラスチックは多くの小型家電に使われている重要な材料です。プラスチックリサイクルに興味がある人は、小型家電リサイクルにも注目してみてください。
では、小型家電リサイクルはどのように行われるのでしょうか?その流れを見てみましょう。
1. 集める:使わなくなった小型家電を、市役所や電気店などの決められた場所に持っていきます。
2. 分解する:集められた小型家電は、リサイクル工場で人の手や機械によって分解されます。
3. 分別する:分解された部品を、プラスチック、金属、ガラスなどの材料ごとに分けます。
4. 取り出す:金属からは、金や銀、銅などの貴重な資源を取り出します。これには特殊な技術が必要です。
5. 再利用する:取り出された資源は、新しい製品を作るために使われます。例えば、携帯電話から取り出した金は、新しい携帯電話の部品に生まれ変わるかもしれません。
このように、小型家電リサイクルは、捨てられそうだった機器から宝物を取り出し、再び使えるようにする魔法のような仕組みなんです。
資源有効利用促進法の考え方に基づいて行われる小型家電リサイクルは、私たちの身近なところから始められる環境保護活動の一つです。使わなくなった小型家電があったら、ぜひリサイクルに出してみてください。そうすることで、みなさんも地球を守る小さなヒーローになれるんです!