みなさんは、宇宙から地球を見たことがありますか?宇宙飛行士が見る地球は、青く美しい星です。でも、もしプラスチックゴミが見えるほど大きくなったら、地球はどんな風に見えるでしょうか?
実は、海にはたくさんのプラスチックゴミが浮かんでいます。特に太平洋には、「プラスチックスープ」と呼ばれる、とても大きなゴミの集まりがあります。この「スープ」は、日本の面積の3倍以上もあるんです!宇宙から見たら、きっと地球の表面に大きな灰色の斑点(はんてん)として見えるでしょう。
プラスチックリサイクルは、この問題を解決する大切な方法の一つです。使い終わったプラスチックを新しい物に生まれ変わらせることで、海に捨てられるゴミを減らすことができるんです。
宇宙から地球を見ると、陸地にも白い点々が見えるかもしれません。これは、プラスチックゴミの山です。世界中の多くの国では、使い終わったプラスチックをゴミ捨て場に積み上げています。
これらのゴミ山は、時間がたつにつれて大きくなっていきます。プラスチックは自然に分解されにくいので、何百年も残り続けてしまうのです。宇宙から見ると、これらのゴミ山は地球の表面にできた大きなにきびのように見えるでしょう。
プラスチックリサイクルは、このゴミ山を小さくする手助けになります。リサイクルされたプラスチックは新しい製品に生まれ変わるので、ゴミ捨て場に行く量が減るんです。
宇宙から見た地球の姿で、もう一つ気になるのは緑の部分です。森や草原は、地球の肺と呼ばれています。でも、プラスチックゴミの問題は、この緑を減らしてしまう原因にもなっているのです。
プラスチックゴミが自然の中に捨てられると、動物たちがそれを食べてしまったり、植物の成長を邪魔したりします。そのせいで、森や草原が少しずつ減っていくのです。宇宙から見ると、地球の緑が徐々に灰色や茶色に変わっていくように見えるでしょう。
プラスチックリサイクルは、この問題の解決にも役立ちます。リサイクルすることで、自然に捨てられるプラスチックの量を減らせるからです。そうすれば、動物や植物たちも安心して暮らせるようになります。
プラスチックリサイクルは、宇宙から見た地球の姿を美しく保つための大切な方法なんです。みんなで協力して、プラスチックを正しく分別してリサイクルすれば、宇宙飛行士が見る地球は、きっともっと青くて緑の美しい星になるはずです。