みなさん、身の回りにはたくさんのプラスチック製品がありますね。ペットボトルやおもちゃ、食器など、いろいろなものがプラスチックでできています。でも、プラスチックには実はいろいろな種類があるんです。
主な種類は次の6つです:
1. ポリエチレンテレフタレート(PET)
2. 高密度ポリエチレン(HDPE)
3. ポリ塩化ビニル(PVC)
4. 低密度ポリエチレン(LDPE)
5. ポリプロピレン(PP)
6. ポリスチレン(PS)
これらの種類によって、プラスチックの性質や使い方が違います。例えば、ペットボトルはPETでできていて、軽くて丈夫な特徴があります。
プラスチックリサイクルをする時は、この種類ごとに分けることが大切です。なぜなら、種類が違うとリサイクルの方法も変わってくるからです。
では、どうやってプラスチックの種類を見分けるのでしょうか?実は、簡単な実験で調べることができるんです。
まず、プラスチックの底や側面に書かれている三角形のマークを確認しましょう。このマークの中に書かれている数字が、プラスチックの種類を表しています。
1がPET、2がHDPE、3がPVC、4がLDPE、5がPP、6がPSです。このマークを覚えておくと、日常生活でもプラスチックの種類がわかるようになりますよ。
次に、水に浮くかどうかを調べる方法があります。PETやPVCは水に沈みますが、HDPEやPPは浮きます。これを使って、プラスチックの種類を推測できます。
最後に、燃やしてみる方法もあります。ただし、これは危険なので、必ず先生や大人の人と一緒に行ってください。燃やした時の炎の色や匂いで、プラスチックの種類がわかります。例えば、PETは黄色い炎で甘い匂い、PVCは緑色の炎で塩素の匂いがします。
プラスチックを識別できるようになったら、次はリサイクルについて考えてみましょう。
プラスチックリサイクルは、とても大切です。なぜなら、プラスチックは自然の中で分解されにくく、そのまま捨てると環境を汚してしまうからです。海に流れ出たプラスチックゴミは、魚や鳥たちの命を脅かすことにもなります。
リサイクルすれば、新しいプラスチック製品を作るのに使えます。例えば、ペットボトルをリサイクルして、Tシャツやカバンを作ることができるんです。これは、資源を大切に使うことにもつながります。
また、プラスチックを燃やして処分すると、有害な物質が出てしまいます。でも、リサイクルすれば、そういった問題も減らすことができます。
みなさんにできることは、まず使い終わったプラスチック製品を正しく分別することです。ペットボトルのラベルをはがしたり、中をすすいだりして、きれいな状態でリサイクルに出すことが大切です。
学校や家庭で、プラスチックリサイクルについて話し合ってみるのもいいですね。みんなで協力すれば、もっとたくさんのプラスチックをリサイクルできるはずです。
これからは、プラスチック製品を使う時に「このプラスチックは何でできているのかな?」「リサイクルできるかな?」と考えてみてください。そうすることで、少しずつですが、地球にやさしい生活を送ることができるはずです。
プラスチック識別実験を通じて、プラスチックリサイクルの大切さを学んでください。みなさんの小さな行動が、きっと大きな変化につながるはずです。