みなさんは、プラスチック製品の底や側面に書かれている三角形の中に数字が入ったマークを見たことがありますか?これは「プラスチックリサイクルマーク」と呼ばれるもので、そのプラスチックがどんな種類なのかを教えてくれる大切な情報なんです。
このマークには1から7までの数字が使われています。それぞれの数字が違う種類のプラスチックを表しているんですよ。例えば:
– 1番:ペットボトルに使われるプラスチック
– 2番:シャンプーボトルなどに使われるプラスチック
– 3番:お弁当の容器などに使われるプラスチック
このように、数字を見るだけでどんなプラスチックかがわかるんです。プラスチックリサイクルをする時、この数字を参考にして分別すると、リサイクルがもっと上手くできるようになります。
さて、日本では捨てられたプラスチックのうち、どのくらいがリサイクルされているか知っていますか?実は、全体の約85%もの量がリサイクルされているんです!これは世界の中でもトップクラスの高さなんですよ。
でも、この85%の中には「サーマルリサイクル」という、プラスチックを燃やして熱エネルギーを取り出す方法も含まれています。プラスチックを溶かして新しい製品を作る「マテリアルリサイクル」は全体の約23%です。
プラスチックリサイクルの割合を上げるには、みんなが協力して正しく分別することが大切です。家族や友達と一緒に、プラスチックごみの分別について話し合ってみるのもいいかもしれませんね。
プラスチックをリサイクルすることで、たくさんの良いことがあります。
まず、新しいプラスチックを作るために必要な石油の量を減らすことができます。石油は地球の中から掘り出すもので、いつかはなくなってしまう大切な資源です。プラスチックリサイクルをすることで、この石油を節約できるんです。
次に、プラスチックごみによる環境汚染を減らすことができます。海に流れ出たプラスチックごみは、魚や鳥、亀などの海の生き物たちに悪い影響を与えてしまいます。リサイクルすることで、こういった問題を少なくすることができるんですよ。
最後に、プラスチックを作る時に出る二酸化炭素(注釈:地球温暖化の原因となる気体)の量を減らすことができます。新しいプラスチックを作るよりも、リサイクルする方が二酸化炭素の排出量が少ないんです。
このように、プラスチックリサイクルには地球にやさしいたくさんの効果があります。みんなで協力して、できるだけたくさんのプラスチックをリサイクルしていけば、もっともっと地球にやさしい社会を作ることができるでしょう。
プラスチックリサイクルについて学んだことを、家族や友達に教えてあげるのもいいですね。みんなで力を合わせれば、きっと大きな変化を起こすことができるはずです!